特許にあまりなじみがないお客様から質問されることがあります。
結論から言うと、「特許を取っただけで自動的に儲かる」わけではありません。
特許はあくまで「事業を有利にする武器」であり、どう活用するかが鍵となります。
儲かるパターン(武器としての活用)
(1)独占販売で利益率アップ
ライバル不在の状態で商品を売れるため、価格競争に巻き込まれず、高い利益率を維持できます。
(2)ライセンス料(ロイヤリティ)の獲得
自分で製造しなくても、他社に「使わせてあげる」代わりに利用料をもらえます。これが不労所得のようになります。
(3)侵害訴訟の賠償金の獲得
他社が勝手に真似した場合、差し止めたり巨額の賠償金を請求したりできます。
(4)信頼と資金調達
「特許を持っている」という事実が技術力の証明になり、銀行からの融資や投資家からの出資が受けやすくなります。
儲からない(赤字になる)パターン
(1)維持費倒れ
特許は取るのにお金がかかる(100万円程度になることも)だけでなく、「持っているだけ」で毎年数万円〜数十万円の「特許料(年金=維持費)」を国に払う必要があります。
(2)使わない特許
優れた発明でも、市場のニーズがなかったり、製品化できなかったりすれば、ただの「高い賞状」になってしまいます。
(3)回避される
特許の穴を突いて、少し形を変えたライバル商品が出てしまうと、独占権が機能しません。
特許を取るために出願するとなると、ある程度、発明の内容を世に公開することになります。よって、潜在的な競争相手が増えるということになります。このため、特許を取らずに、ノウハウとして秘密にしておくことがよい選択となる場合もあります(よく例になるのが、コカコーラのレシピ)。出願の是非について迷われている場合にはご相談に乗ることも可能です。
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